アセトニトリル不足対策:溶媒消費量の低減方法

HPLC用アセトニトリルはUV検出において短波長側での妨害が少ないなどの理由(参考:逆相クロマトグラフィーにおけるアセトニトリルとメタノールの違い)から,数多くのアプリケーションに利用されていますが,最近アセトニトリルの入手困難な状況が続いています。

アセトニトリルはアクリロニトリルの副生成物として得られますが,アクリロニトリルを主原料とするABS樹脂(用途:自動車部品など) が,減産になっているという事情によりアセトニトリルの生産量およびその在庫が減少していると言われています。

アセトニトリルの省溶媒化について,日常的にできるちょっとした節約から既存LCシステムを有効活用してできる大幅削減まで解説します。分析上の制約やサンプルにより最適な方法は異なりますが,分析業務のコストダウン,環境への配慮のためにも一度お試しください。

  1. 日常的に節約できること
    1-1)  カラムの洗浄をメタノールに変更する
    1-2)  コンディショニングやシャットダウンで消費される溶媒量を削減
    1-3)  イソクラティック条件でも移動相2液を混合 (グラジエントシステムをお持ちの場合)
     
  2. 既存LCシステムを使った方法
    2-1) 移動相アセトニトリルをメタノールへ変更
    2-2) 高性能で短いカラムへの乗り換え
     
  3. 既存LCシステムの構成に変更を加えた有効活用法
    3-1) カラム内径のサイズダウン(セミミクロ化) ・・分離はそのままで,移動相流量を削減
    3-2) 超高速分析による省溶媒化の実現とランニングコストの削減 ・・分離性能の優れたサイズの小さいカラムを用い時間短縮
    3-3) 溶媒リサイクル ・・ピークが検出されない時に、検出器出口からの溶出液を移動相ボトルに戻し節約
  4. 省溶媒実施プランのご紹介・・既存LCシステムを省溶媒対応型LCシステムにアップグレード,カラム選択ガイド
     
  5. 省溶媒対策Q&A・・よくお問い合わせ頂くご質問を,Q&A形式でご紹介
     

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