植物のストレス応答に伴う揮発性有機化合物(VOCs)の探索および経時変化の評価

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ユーザーベネフィット

- MonoTrapは、持ち運びや保管が容易で植物由来のVOCsを簡便に捕集でき、フィールドサンプリングに適しています。 - 溶媒抽出などの煩雑な前処理を必要とせず、植物が放出する揮発性有機化合物(VOCs)を測定できます。 - 植物のストレス応答など時系列での変化を測定するのに適したシステムです。

はじめに

植物は、生育環境の変化や物理的損傷などのストレスに応答して、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds: VOCs)を放出します。これらの化合物は、害虫忌避、病原体抵抗性、さらには植物間コミュニケーションなど、生理機能を担うことが知られています。例えば、VOCsの一種であるGreen Leaf Volatiles(GLVs)は脂肪酸由来のC6揮発性化合物群であり、食害や病原体感染などのストレスを受けた際に放出され、植物の防御応答において重要な役割を果たすことが報告されています。一方で、サンプリングの工程では、現地まで捕集するための機器を持ち運ぶ必要があり、労力を要します。 本アプリケーションでは、切断と紫外線ストレスに応答して植物の葉から放出されたVOCsをMonoTrapで捕集し、加熱脱着GC-MSを用いて分析し、ストレス種の違いにより放出されるVOCsの比較と、経時的変化を評価しました。

2026.08.20