Nexera™ XS inert
メソッドスカウティングを用いた陰イオン交換クロマトグラフィーによるrAAV完全粒子・空粒子の分離条件最適化
ダウンロード
はじめに
組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)を製造する際、目的遺伝子を含むDNAが封入された完全粒子(Full particle, FP)と、中身のDNAがない空粒子(Empty particle, FP)が産生することが知られています。EPは遺伝子治療薬としての効果がなく、また副作用へとつながる可能性が指摘されていることから、rAAV製造の品質管理においてFPとEPの適切なモニターが求められます。rAAVのFPとEPを評価する簡便で少サンプル量の手法として、高速液体クロマトグラフ(HPLC)を用いた陰イオン交換クロマトグラフィー(AEX)が知られています。本研究では、AEXによるAAV9のFP・EPの分離分析において、移動相条件を中心とした各パラメーターの最適化を行いました。最適化した条件を用いてFP・EP混合サンプルを分析し、フォトダイオードアレイ検出器で得られたスペクトル情報を元に、解析ソフトウェアのi-PDeAⅡ機能を利用したピークデコンボリューションを試みました。さらに、強制劣化させたAAV9を分析し、AEXによる分子種分離の可能性について検討しています。
2026.07.27
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。