密閉型微量粉末試料ホルダを用いた金属有機構造体(MOFs)のUV-Vis-NIRスペクトル測定

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ユーザーベネフィット

- 大気の影響を受けやすい試料でも大気の影響を抑制した構造解析に関わる情報を取得可能です。 - コンパクトなホルダ設計のため、手狭なグローブボックス内であっても封入作業ができます。 - 遷移金属のd-d遷移に伴う色調の変化やガス吸着に関わる官能基の変化など多くの情報を評価できます。

はじめに

金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOFs)は、多孔性を活かした機能材料として広く利用が進んでおり、構造特性の把握や品質管理において光学的なスペクトル測定は重要な評価手法となっています。しかし、多くのMOFsは水分を吸着しやすく、材料本来の光学特性を正確に評価するためには大気非曝露環境を保持した測定が求められます。 本稿では、骨格は安定でありながら水分吸着の影響を受けるUiO-66と、水分により構造が変化しやすいHKUST-1を対象として、密閉型容器を用いたUV-Vis-NIR測定を行いました。この測定系により、水の吸着を抑制した状態でスペクトルを取得でき、両MOFsの固有の光吸収特性を安定して評価できることを確認しました。大気非曝露環境を保持した測定は、MOFsの精密な特性評価に有効な手法と考えられます。

2026.07.15

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