ICP-AESによる鉄鋼中微量元素および主成分元素の分析

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ユーザーベネフィット

- ICPE-9820は、鉄鋼材料中の微量元素から主成分元素まで、幅広い濃度範囲に対応した分析が可能です。 - 高塩用トーチとウォーターバブラの使用により、高塩濃度試料を分析する際の塩の析出を抑制できます。 - 真空分光器の採用により、迅速な立ち上げが可能であり、真空紫外域(190 nm以下波長)の分析も短時間で行えます。

はじめに

鉄鋼は、建築、輸送、機械製造など多岐にわたる分野で使用されており、現代社会において欠かせない重要な材料の一つです。鉄鋼材料には様々な元素が含まれており、元素の種類やそれぞれの含有量が鉄鋼の特性に大きく影響を与えます。そのため、鉄鋼材料の元素分析は、品質や性能の管理において欠かせないプロセスとなっています。 鉄鋼中の元素は、微量から主成分まで、ppmから%オーダーといった広い濃度範囲にわたります。誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP-AES)は、このような幅広い濃度範囲の元素分析に対応可能であり、微量元素から主成分元素までの定量分析を高精度で行うことができます。 本稿では、島津マルチタイプICP発光分光分析装置ICPE-9820を用いた鉄鋼認証標準物質の分析事例をご紹介します。

2026.07.03

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