FTIRを用いたプラスチック/マイクロプラスチック(MPs)の同定

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ユーザーベネフィット

- FTIRを用いてプラスチック(MPsを含む)を測定し、ライブラリ検索することで、簡単に同定が可能となります。 - ライブラリ検索の結果に合わせて、代表的なプラスチックの主要なピーク位置のまとめと比較することで、より高い確度でプラスチックの同定が可能となります。 - 紫外線劣化ライブラリを合わせて検索に用いることで、環境中のプラスチック(MPsを含む)の同定精度の向上が見込まれます。

はじめに

環境中のプラスチックはその材質を確認し、研究やリサイクルなどが行われています。材質の確認(同定)には、非破壊かつ短時間で行えるフーリエ変換型赤外分光光度計(FTIR)が利用できます。FTIRでは物質の持つ官能基由来の振動モードが赤外スペクトルのピークとして測定され、複数の振動モードをソフトウェア上のデータベース(ライブラリ)と照合することで同定ができます。ここで同定とは、スコアやヒットクオリティ、HQI(High Quality Index)などといった指標で近しい候補物質を絞り込み、最後の判断は人が決定します。そこで、代表的なプラスチックの主要なピークを覚えておき確認することで、より高い確度で物質を決定できます。なお、ピークの帰属に関してはFTIR Talk Letterのvol.42~46に記載していますので参照ください。 今回は代表的なプラスチックの紫外線劣化前と劣化後の赤外スペクトルを測定しました。主要なピークの確認とその波数に関する情報を、他の文献と比較した結果をご紹介します。

2026.06.22