連続流れ分析ーICP-MS法による水道水中の水銀を含む元素一斉分析

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ユーザーベネフィット

- 連続流れ分析ーICP-MS法による元素一斉分析により、水道水分析にかかる前処理の工数を削減できます。 - 告示261号で測定が認められた水銀を含む元素について、水道水質検査方法の妥当性ガイドラインに適合した分析が可能です。 - ICPMS-2040/2050はアルゴンガスの使用量を削減し、工数の削減効果と合わせて低コストなルーチン分析を実現します。

はじめに

環境省告示第5号により、令和8年(2026年)4月1日施行で「水質基準に関する省令の規定に基づき環境大臣が定める方法(平成15年厚生労働省告示第261号)」(以下、告示法)が改正され、連続流れ分析ー誘導結合プラズマー質量分析装置(ICP-MS)による一斉分析法が追加されました。同法は水道水分析における前処理工程が大幅に短縮でき、これまでICP-MS法では測定が認められていなかった水銀(Hg)を含め、金属類の一斉分析が可能です 。 ICP-MSと水銀分析専用装置の両方を用いる従来法の場合、前処理はそれぞれの分析に合わせた処理(不溶性成分の溶解や有機物成分の分解処理など)が必要となり、多くの工数が発生します。一方、追加された同法では前処理を一本化した上で、流れ分析装置で試料を自動的に加熱処理した後にICP-MSへ送液するため、大幅に工数を削減できます。 なお今回、関係する告示や通知も同時に改正が行われ、資機材等の材質に関する試験、給水装置の構造及び材質の基準に係る試験、水質管理目標設定項目の検査、水道用薬品の評価のための試験(Agを除く)にも同法は適用可能となりました。 本アプリケーションでは、ビーエルテック社の連続流れ分析装置AATMと当社ICPMS-2050を接続し、告示法に従って水道基準項目の分析を行いました。さらに関連告示・通知の改正で同法が使用可能となった水質管理目標設定項目、水道用薬品の評価項目についても分析を行いました。これらの分析の妥当性を水道水質検査方法の妥当性ガイドラインに従って検証した結果をご紹介します。

2026.03.25

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