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ユーザーベネフィット

- グリースの基油の定性分析には、全反射法(Attenuated Total Reflectance, ATR)が簡便で適しています。 - 吸収の強いグリースの場合、ATR法の測定テクニックとして薄く塗るまたはプリズムをGeに変更する、解析テクニックとしてアドバンストATR補正を行うことで、透過法と近いスペクトルが得られます。

はじめに

グリースは各種機械部品(主に軸部分や軸受)に使用することで、スムーズな動作を手助けしています。グリースの定義は、基油(潤滑油)に増ちょう剤を分散して半固体又は固体にしたものです。基油や増ちょう剤にも様々な種類があり、使用環境や用途によって使い分けられています。 グリースの成分である基油の確認や特定、劣化の具合などを調べるには、フーリエ変換型赤外分光光度計(FTIR)が使われます。特にATRユニットを用いれば、グリースをプリズムに塗るだけで簡便に測定できます。ただし、グリースの基油によっては吸収が強く、データの取得/解析にテクニックを要します。今回は市販のグリースを、FTIR本体による1回反射ATRを用いた測定(ATR法)と透過測定(透過法)を比較し考察しましたのでご紹介します。

2026.03.18

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