
AIMsight™
- PFホルダを用いることで、測定試料の顕微画像が鮮明に得られ、精度の高い測定が可能になります。 - PFホルダ、高速マッピングプログラム、粒子解析プログラムを用いることで、マイクロプラスチック分析が正確かつ効率的に行えます。
マイクロプラスチック(MPs、サイズ:数 µm〜5 mm)は、海洋環境問題として広く認識されており、環境表層水中におけるMPsの前処理および測定手順については、環境省よりガイドラインが発行されています。 このガイドラインでは、プラスチックの同定方法としてフーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)による全反射測定法が例示されていますが、微小なMPsの同定には赤外顕微鏡などの使用が推奨されています。 近年では、100 µm未満の微小MPsに関する調査が増加しています。赤外顕微鏡によるMPsの測定では、試料をフィルター上に捕集する必要があります。赤外顕微鏡で使用可能なフィルターには複数の種類があり、それぞれに特性があります。また、乾燥時や測定時にフィルターを平坦に保持できず、しわが寄ってしまうと、測定の精度が低下する可能性があります。そこで、フィルターを平坦に保持した状態で赤外顕微鏡のステージに直接設置できるPFホルダ (Particle Filter Holder)を開発しました。今回はフーリエ変換赤外分光光度計IRXross、赤外顕微鏡AIMsightとPFホルダを用いて、各種フィルターの特性評価と、MPs標準試料を測定した事例について紹介します。
2025.09.30
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