
Brevis™ GC-2050
- 夾雑成分が多く分離が難しいガソリン分析について、ASTM D5580に則ることで芳香族成分のみを分析できます。 - 極性の異なる二種類のカラムを使用し、流路切り替え時間の調整によって着目成分を変更できます。 - 省スペースなGC-2050を用いる本装置は、含酸素成分の分析(ASTM D4815) も実施でき、一台で様々なガソリン分析が可能です
ガソリンには、オクタン価向上を目的としてトルエンやキシレンなどの芳香族成分を添加材として使用する場合があります。これらの芳香族成分の含有量を分析することは、ガソリンの品質管理に不可欠です。また、環境保護の面でも芳香族成分の監視は重要であり、特に有害物質であるベンゼンの排出抑制が求められています。ガソリンの性能を確保しつつ、環境への影響を低減することで、持続可能なエネルギーの利用を進めるためにもガソリン中の芳香族成分の分析は重要です。 ASTM D5580は、ガスクロマトグラフを使用してガソリン中の芳香族成分を測定する試験法の一つです。極性の異なる二本のカラムを切り替えることで、ガソリンに含まれる芳香族以外の成分をベントから排出させ、芳香族成分を効率よく分離できます。ここではASTM D5580に準拠した、ガソリン中の芳香族成分の分析例についてご紹介いたします。 本装置と同じ構成で、ガソリン中の含酸素成分の分析を実施するASTM D4815に則った分析についても併せてご参照ください(01-00880)。
2025.09.24
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