
iMScope™ QT
- MSイメージングによって、レンギョウ(生薬)から53種の有効成分の分布が確認されました。 - 産地が異なるレンギョウの実をMSイメージングすることにより、その品質を評価できました。
レンギョウ(Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl)の果実は伝統的な漢方薬であり、顕著な抗炎症作用、抗菌作用、抗ウイルス作用が証明されています。その医薬品有効成分には、リグナン、フェニルエタノール配糖体、フラボノイド、有機酸などが含まれます。レンギョウの果実は漢方製剤「連花清瘟(れんかせいおん)カプセル」の主成分として、 Covid-19の感染やその他の風邪症状の治療に用いられています。レンギョウの熟した果実と緑色の果実は効能が異なり、どちらも中国薬局方に収載されています(2020年)。また、有効成分の含有量は、収穫時期、産地、栽培方法(野生/栽培)によって異なります。従来、有効成分の含有量はGC-MSやLC-MS法で評価されてきましたが、その分布情報は不明です。そこで、MSイメージングを用いて有効成分の分布解析を行いました。
2025.09.10
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