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ユーザーベネフィット

- 動的・疲労試験機サーボパルサEHFシリーズを使用することで、JISK7118に準拠した試験が可能です。 - Servo Controller 4830により、高精度の動的制御が可能です。 - 試験片の表面温度をリアルタイムで測定し、収集したデータを制御装置に取り込むことができます。

はじめに

プラスチック材料は、軽量かつ安価で、成形性や着色性に優れることから、PETボトルなどの生活日用品に広く使用されています。近年では、塩化ビニル(PVC)やポリエチレン(PE)などの汎用プラスチックだけでなく、ポリカーボネート(PC)やポリアミド(PA)など、耐熱性や機械的強度が向上したエンジニアリングプラスチックが注目されています。これらの材料は、自動車や航空機、配管などの構造材料や機械部品として使用され、特に過酷な環境下での性能が求められる用途で利用されることが増えています。 材料が破壊に至る過程においては、一回の負荷では破断しない振動などの小さな荷重であっても、繰り返し作用によって破壊することがあり、この現象は「疲労」と呼ばれます。構造材料として使用されるプラスチック材料は、長期間にわたり繰り返し荷重を受けることが想定されるため、製品の安全性において疲労特性の評価は不可欠です。 本稿では動的・疲労試験機サーボパルサEHFを使用した、JIS K7118に準拠するプラスチックの疲労試験の事例を紹介いたします。

2025.08.27

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