ASTM D3606を用いたBrevis GC-2050によるベンゼンとトルエンの分析

ユーザーベネフィット

- ASTM D3606に基づく燃料中のベンゼンとトルエンの定量が可能です。 - SMI FLOW DEVICEを用いることで精度の高いバックフラッシュ分析が可能です。 - Brevis GC-2050のコンパクトな設計により、実験室の省スペース化が可能です。

はじめに

ベンゼンとトルエンは化学製品の原料として広く利用されていますが、健康への影響が懸念されています。そのため、様々な規制においてベンゼンとトルエンの濃度が規定されています。ASTM D3606では自動車燃料中のベンゼンとトルエンの定量方法についてProcedure A、Bの2つの手法で規定しています。対応しているベンゼンとトルエンの濃度はそれぞれProcedure Aの場合、0.12~5.2 Vol%及び0.4~19.7 Vol%、Procedure Bの場合、0.10~5.0 Vol%及び2.0~20.0 Vol%です。 本アプリケーションニュースでは、ASTM D3606のProcedure Aを用いてベンゼンとトルエンの定量を行いました。どちらの化合物についても良好な検量線の直線性と定量値の再現性を得ることができました。

2025.04.22