
EMTシリーズ
- 実用上の負荷方向の繰り返し負荷に対するバスバーの耐久性評価が可能です。 - EMTシリーズの高周波数応答性により、高い試験周波数にて短期間で試験結果が得られます。 - 破断面の観察により、どの方向から負荷が加わったのかを明らかにすることができます。
バスバーとは、分電盤や制御盤内で電源の接続・分配に使われる棒状または板状の導体のことです。大電流を導通することができるため、パワーエレクトロニクスの部品として大変重宝されています。大電流を導通できる理由は従来多く用いられていたケーブルに比べ以下の特長を持つためです。 ・バスバーは純度の高い材質で作られており、電気抵抗が小さいため、ケーブルに比べ大電流を流すことができます。ケーブルは通常、延性と可鍛性を与えるために合金化されています。 ・バスバーは表面積が大きいため、ケーブルと比較し効率的な放熱が可能です。 これらの特長から、近年では分電盤や制御盤用途のみならず、自動車のEV化に伴い車載用バッテリーやモーター、インバーターなどの接続を中心に広く活用されています。 自動車に搭載される場合、分電盤や制御盤内と違い振動や衝撃などでバスバーに外部から負荷がかかる可能性があります。このような条件下の耐久性評価は重要です。本稿ではバスバーに対して異なる負荷方向の耐久試験を実施し、その耐久性の評価を行いました。
2025.04.23
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。