
LCMS-2050
- キラルカラムを用いた分離のため、前処理で誘導体化することなく、キラルアミノ酸の直接分析が可能です。 - 高性能なシングル四重極型のLC-MSを用いることで、食品や化粧品に含まれる微量なD-アミノ酸も検出できます。
タンパク質を構成する20種のアミノ酸のうち、グリシンを除くすべてのアミノ酸には光学異性体が存在します。天然に存在するアミノ酸の多くはL-アミノ酸ですが、分析技術の発展に伴い、多くの生物種にD-アミノ酸が存在することがわかってきました。また、D-アミノ酸はL-アミノ酸と異なる生理機能を持つことが明らかになってきており、近年、D-アミノ酸が持つ生理学的・医学的機能に関する基礎研究や、食品、美容健康分野への応用でも注目されています。 本アプリケーションニュースでは、クラウンエーテル型のキラルカラムとシングル四重極型のLC-MSを用いたキラルアミノ酸分析の事例をご紹介します。本手法では、前処理で誘導体化する必要がなく、キラルアミノ酸を短時間で分析できます。アミノ酸を含む親水性代謝物を網羅的に分析する必要がある場合は、Application News No. 01-00334-JPでご紹介した手法が有用です。合わせてご活用下さい。
2025.04.01
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