UV-1900i Plus による化成品原料のハーゼン単位色数(APHA)評価

ダウンロード

ユーザーベネフィット

- 液体原料の溶液色をハーゼン単位色数として数値化することができます。 - LabSolutions UV-Vis Colorのスペクトル評価機能を用いて、ハーゼン単位色数を簡単に評価することができます。

はじめに

化学製品の色試験方法としてJIS K0071-1:2017にハーゼン単位色数(白金-コバルトスケールやAPHA色とも呼ばれます)が定められており、無色透明から黄色味を帯びた試料の色評価や品質確認などに利用されています1)。また、この規格では、ヘキサクロロ白金(IV)酸カリウムと塩化コバルト(II)六水和物を一定の濃度で水溶液とした白金−コバルト色度標準液を基準とし、ハーゼン単位色数0から500まで24段階の濃度で溶液調製することとされています。測定方法としては、標準液と比較した目視での確認、または測色計を用いた測定の2通りが示されています。 測色計を用いてハーゼン単位色数の測定を行う場合には、白金−コバルト色度標準液の透過測定より三刺激値X、Y、Zを算出して検量線を作成し、測定溶液の三刺激値から対応する標準液の色数を求め、ハーゼン単位色数とする方法が定められています。 今回紹介するLabSolutions UV-VisのオプションソフトウェアであるLabSolutions UV-Vis ColorにはJISK0071-1:2017に対応した白金−コバルト色度標準液測定による検量線が内蔵されており、ユーザーは評価したい溶液の測定のみでハーゼン単位色数を算出することができます。

2025.01.28

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。