
LCMS-9030
- LCMS-9030による薬物の定性スクリーニングは、測定時間15分で実施できます。 - LabSolutions InsightDiscoveryおよびLC/MS精密質量ライブラリ薬毒物Ver.2により、測定データを簡便に解析できます。
法医中毒では、処方薬や市販薬を過剰摂取した症例が多く、服用した薬物には、睡眠薬、抗うつ薬、抗不安薬などの精神疾患治療薬が多くなっています。引地らは「過量服用による致死性の高い精神科治療薬の同定―東京都監察医務院事例と処方データを用いた症例対照研究―」の中で、過剰摂取により死亡リスクの高い薬物30種類を報告しています。また、浅野らは「検視における向精神薬の統計的観察」の中で、検視の際に現場に残されていた薬物の内、特に睡眠薬、抗不安薬、抗うつ薬および抗精神病薬について、上位20種類を報告しています。両者で報告されている薬物の大半は共通しており、これらの薬物は、法医中毒学上重要な検査対象と考えられます。そのため、法医中毒分析では、関連成分を漏れなく定性できるワークフローの構築が求められています。 本アプリケーションでは、四重極飛行時間(QTOF)型質量分析計LCMS-9030、 LabSolutions Insight Discoveryおよび「LC/MS精密質量ライブラリ薬毒物Ver.2」を用いた薬物の定性スクリーニングをご紹介いたします。
2025.01.28
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