iMScope™ QT
MSイメージングによる 水仙中植物アルカロイドの分布解析
ダウンロード
ユーザーベネフィット
-DPiMS QTを用いた定性スクリーニングは、測定時間約0.5分で実施できます。 -簡便にDPiMS QTからイメージング質量顕微鏡iMScope QTへの切り替えが可能です。 -iMScope QTを用いた分布解析により、医薬品生産の効率化が期待できます。
はじめに
植物アルカロイドは、抗がん剤や鎮痛剤などの様々な医薬品に利用されています。このような植物アルカロイドの中でも、ガランタミンは、アルツハイマー型認知症やポリオなどの神経疾患の治療に用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻害活性を持つヒガンバナ科タイプのアルカロイドです。ガランタミンは、化学合成に成功していますが、主な生産源は植物であり水仙から抽出されています。植物中のガランタミンの含有量は、水仙の種類だけでなく、成長時期や部位によっても異なっていることが報告されています。製薬会社では医薬品の生産性を上げるために、より含有量の多い植物種が求められています。そこで、超高速スクリーニング分析が可能な短針エレクトロスプレーイオン化(PESI)法を利用したDPiMS QT用いて、今回の研究対象の日本水仙にガランタミンが含まれていることを迅速に確認しました。その後、iMScope QTを用いたMSイメージングによるガランタミンの分布解析を実施しました。
2025.01.07
関連製品
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。