ペプチド医薬品の品質管理ーアミノ酸配列の同定ー

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ユーザーベネフィット

- N末端からのアミノ酸配列を確実に同定することができます。 - 通常はエドマン分解に対し不安定で検出困難なシステイン残基も、還元アルキル化の前処理により同定可能です。 - MALDI-TOF MSの結果と組み合わせることにより、より確実なアミノ酸配列解析が可能です。

はじめに

プロテインシーケンサPPSQ-50Aシリーズは、エドマン分解を用いてタンパク質・ペプチドのアミノ酸配列を同定する装置です。エドマン分解は、タンパク質・ペプチドのN末端より逐次的にペプチド結合を切断する手法で、データベースに依存しないアミノ酸配列解析が可能です。 本稿では、化学合成ペプチド医薬品の合成確認を目的として、プロテインシーケンサを用いて合成ペプチドのアミノ酸配列解析を行った例を紹介します。マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析装置(MALDI-TOFMS)と相補的に使用することで、より確実なアミノ酸配列の同定が実現可能です。

2024.10.29

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