
MALDI-8030
- DSCとMALDI-MSを組み合わせることで生分解性プラスチックの劣化状態を熱特性とポリマー構造の双方から評価できます。 - 統計解析ソフトを用いることで生分解前後のMALDIマススペクトルの違いを容易に可視化することができます。
近年、プラスチック廃棄物の蓄積が生態系や環境に悪影響を及ぼしており、世界的な問題となっています。その解決策の一つとして、従来のプラスチックから生分解性プラスチックへの置き換えが注目されています。Poly(butylene succinate) (PBSu)は生分解性プラスチックの材料の一つとして用いられており、PBSuの生分解特性を調べることは汎用プラスチックの特性を理解するために重要です。 本アプリケーションニュースでは、約2年間土壌中に埋めることで生分解性ストローの分解を促進し、示差走査熱量計のDSC-60 Plus・卓上型MALDI-TOFMSのMALDI-8030・統計解析ソフトのeMSTAT Solutionを用いて生分解性PBSuの劣化状態を評価しました。
2024.10.22
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