ICPMS-2050を用いた排水中23元素分析　ーEPA Method 6020B 準拠ー

ユーザーベネフィット

- EPA Method 6020Bに準拠して、排水中の微量元素から高濃度元素までの23元素を測定することができます。 - 水素リアクションにより、Cdに対するMoOの干渉を除去できます。 - LabSolutions™ ICPMSの内標準強度変動グラフ機能により、内標準元素の挙動を一目で確認できます。

はじめに

気候変動や人口増加などにより、廃棄物が環境中に放出され、生態系にダメージを与えています。特に排水中の重金属濃度の上昇による、人間、動植物の健康に対する潜在的な影響は重要な懸念事項です。排水中の元素含有量のモニタリングは環境分析において最も頻繁に実行されている分析の1つです。米国環境保護局(EPA)はMethod 6020Bで環境水中の23種の金属元素をICP-MSで管理することを定めています。本アプリケーションニュースでは、ICPMS-2050を用いて排水中の23元素を分析しました。また、EPA Method 6020BのQC(Quality Control)項目に準拠し、分析試料の添加回収試験および長時間の安定性評価を行いました。

2024.09.24