マイクロチップ電気泳動装置MultiNAを用いたmRNAの品質評価

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ユーザーベネフィット

- 電気泳動の操作をほぼ全自動で実施することができます。 - 1分析当たり約100秒で電気泳動が完了します。 - mRNAの分解物や目的外RNAなどの不純物を確認することができます。

はじめに

mRNAワクチン・医薬品は転写による合成、Cap構造の付加、精製などの工程を経て調製されます。精製工程においてその純度や収量を簡便に確認する方法が求められ、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)や電気泳動が一般的に用いられます。マイクロチップ電気泳動はキャピラリー電気泳動と比べると分離長が短いので、分離能では劣りますが、簡便かつ短時間で電気泳動の結果を得ることができます。ここでは、マイクロチップ電気泳動装置MultiNA(図1a)を用いてmRNAの劣化や純度の確認に適用可能であるかを検討した結果を紹介します。

2024.08.27