チョコレートの粒子径評価 -食感に影響する粒子径分布および粗粒子量の評価について-

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ユーザーベネフィット

-チョコレート中に存在する固体粒子の粒子径分布をSALD-2300で簡単に測定できます。 -iSpectDIA-10は粒子径分布だけでなく、指定粒子径範囲における粒子の個数濃度を測定することもできます。

はじめに

粒子状物質を含む材料や製品の特性を表す物性値のひとつとして粒子径分布がありますが、平均粒子径などの代表径だけで特性の違いを表せる場合もあれば、特定の粒子径以上の粒子量が重要となる場合など、材料や製品の種類、また、その使用目的によって注目すべき数値は変わってきます。 ここでは、粒子径管理が重要な製品の一つとしてチョコレートを例として取り上げ、その食感評価を目的とした粒子径分布や特定粒子径範囲に存在する粒子量の測定の例を示します。 チョコレートの品質管理においては、一般的に、レーザ回折式粒子径分布測定装置等による粒子径分布の評価が行われているようですが、このニュースでは、レーザ回折式粒子径分布測定装置SALD-2300による粒子径分布測定に加えて、ダイナミック粒子画像解析システムiSpect DIA-10による測定も行うことで、粒子径や粒子濃度と食感の関連性について、従来とは少し異なる評価の可能性を示してみたいと思います。

2024.05.14