水質基準に準拠したイオンクロマトグラフ-ポストカラム吸光光度法による臭素酸の分析

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ユーザーベネフィット

- 送液安定性と耐食性に優れたメタルフリーポンプLC-40iが、良好な分析再現性に貢献します。 - 独自のポストカラム反応技術と高感度UV-VIS検出器により、μg/L以下の高感度検出が可能です。 - 水道水質基準の検査方法に準拠し、要求される再現性や定量精度を満たした分析が可能です。

はじめに

臭素酸は上水処理でオゾン処理や次亜塩素酸処理を行う場合に消毒副生成物として発生します。発がん性物質であること、水道水から高濃度で検出される可能性があることから、水質基準項目に指定されています。水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法[平成15年7月22日厚生労働省告示第261号、平成16年4月1日施行](以下、告示法)では、イオンクロマトグラフ-ポストカラム法が検査方法に収載されており、検査を行う水道事業者に対しては検査方法について妥当性評価を行うことが求められています。 本稿では、送液安定性に優れたLC-40iを反応液の送液ポンプに用いた図1に示すNexera臭素酸分析システムにて、水道水中臭素酸を妥当性評価ガイドラインに従って分析した例をご紹介します。

2024.04.09

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