LCMS-2050
シングル四重極質量分析計を用いた 糞便中の短鎖脂肪酸・有機酸の分析
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ユーザーベネフィット
- シングル四重極LC-MSで、糞便に含まれる短鎖脂肪酸・有機酸を高感度に分析できます。 - マルチオミクス解析パッケージを用いることで、容易に多変量解析まで行うことができ、サンプルに特徴的に含まれる成分を簡単に見つけることができます。
はじめに
ヒトの腸内には、約1000種類、およそ100兆個もの腸内細菌が生息すると言われています。近年、これら腸内細菌が宿主の健康維持や増進に寄与していることが明らかになりつつあり、腸内細菌叢に関する研究が注目されています。医学分野では、腸内細菌叢と大腸がん等疾患との関係、薬効や免疫系へ及ぼす影響等、また食品分野では機能性食品に含まれる乳酸菌の保健効果の検証等が行われています。腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸をはじめとした代謝物は、宿主へ何らかの影響を与えると考えられ、そのため、腸内細菌研究において代謝物を分析することは重要です。 本アプリケーションニュースでは、シングル四重極LC-MSを用い、糞便に含まれる短鎖脂肪酸・有機酸を分析した事例をご紹介します。アミノ酸や核酸系の代謝物も含む一斉分析法(Application News No.01-00600-JP)と組み合わせることで網羅的な分析が可能となりますので、合わせてご活用下さい。
2023.10.24
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