EDX-7200
EDXによるリサイクル材の分析
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ユーザーベネフィット
- 固体、粉体、液体など様々な試料形態の分析が可能です。 - 有害元素のスクリーニング分析から品質管理向けの定性定量分析まで、目的に応じて様々な分析ができます。 - 化学的な前処理なく、簡便に分析可能です。
はじめに
環境意識の高まりから、再生材の使用が増えています。自動車業界では回収したプラスチックを再利用したバンパーを、電気電子業界ではリサイクルしたアルミニウムを用いたスマートフォンの製造などが行われています。 再生材の利用が進む背景には各国の法規制もあり、例えばドイツ政府は、2021年に容器包装廃棄物法を改正し、2025年1月1日からは、使い捨てペットボトルについて、再生プラスチックの使用割合を25%以上にすることを義務付けました。 一方で、再生品の製造においては、出元不明の様々な素性の原材料を用いることから、その品質管理が重要です。また、鉛や水銀などの有害元素混入のリスクがあるため、RoHS/ELVなどの規制に適合しているかの確認も大切になります。 本アプリケーションニュースでは、プラスチック、ゴム、ガラスなど、様々な再生材について、有害元素のスクリーニング分析と定性定量による元素分析を行った事例を紹介します。
2024.03.13