プロテインシーケンサを用いたアミノ酸配列の微量分析

ユーザーベネフィット

－ 微量のサンプルでもN末端からのアミノ酸配列を確実に同定することができます。 － ソフトウェアを用いたアミノ酸配列の自動推定を簡単に行うことが可能です。 － ゲノムデータベースに登録されていないタンパク質のアミノ酸配列も容易に決定することができます。

はじめに

生体内で機能を有するさまざまタンパク質は、いろいろなプロセシングを受け、前駆体タンパク質から成熟タンパク質になり、細胞外に放出されています。それらタンパク質が相互に作用し病気の原因となることがあります。そのため、タンパク質の研究は、病気の原因究明、予防、診断、治療、創薬などの目的で、その重要度が高まっています。さらに、タンパク質の前処理技術の進歩により、微量の未知のタンパク質を精製することが可能になり、微量サンプルのアミノ酸配列を同定するためにプロテインシーケンサの高感度化が必要とされています。本稿では、プロテインシーケンサPPSQ-50グラジエントシステムを用いた微量サンプルの分析例を紹介いたします。

2023.09.26