iMScope QTを用いたイヌサフラン鱗茎中の 自然毒コルヒチンのMSイメージング

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ユーザーベネフィット

- 最大レーザー繰り返し周波数が20 kHzであり、迅速にMSイメージを取得することができます。 - 目的に応じた空間分解能の光学画像とMSイメージを取得することができます。 - 光学画像とMSイメージを意図的な操作なく重ね合わせ、目的成分の正確な分布を確認することができます。

はじめに

私達の身の回りにある植物の中には有毒成分を含むものがあります。それら有毒植物の中には、野菜や山菜などの食用の植物と見た目がきわめて似ているものがあります。そのため、誤って有毒植物を採って食べたことによる食中毒が毎年発生しています。その中でも、ユリ科イヌサフランの鱗茎の誤食による食中毒は、発生件数はそれほど多くないものの、致死率が高く食品衛生上きわめて重要な問題です。そこで、イヌサフラン鱗茎に含まれる毒成分であるコルヒチンとデメコルシンの分布解析をMSイメージングで行いました。

2023.09.12

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