ダウンロード

ユーザーベネフィット

- eMSTATSolutionの多変量解析機能により、見た目や菌体数では分からない差異を明らかにすることができます。 - アノテーション機能を用いることで、サンプル中に含まれる組成タンパク質を推定することができます。 - MALDI-8020/30は分析速度が速く、多量のサンプルを短時間で分析することができます。

はじめに

微生物は培養時間や培養する培地の種類、温度等によって、分析した際に検出される物質に変化が生じます。これは環境ストレスや、培養フェーズによって、菌体内の産生物質に変化が生じる為です。この事から、微生物の解析や識別をする場合には、未知菌体の培養・分析を行う前に標準的な菌体を用いて目的物質が産生される培養条件や前処理方法を最適化する必要があります。これらの条件検討では複数の要因を検討する必要があり、分析・解析するサンプル数が多量になることは少なくありません。 本アプリケーションニュースでは、菌体分析の条件検討例として、微生物同定の際に校正試料として使用する大腸菌DH5α株を培養し、時間の経過によって検出される組成タンパク質の変化をMALDI-8030およびeMSTATSolutionを用いて解析しました。

2024.03.12