inspeXio SMX-225CT FPD HR Plus
マイクロフォーカスX線CTシステムを用いた減速機の観察事例
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ユーザーベネフィット
- ギアの歯など減速機内部の構造を非破壊で計測できるため、設計の改善に役立ちます。 - 部品の空孔を定量的に解析できるため、試作品や出荷品の品質検査に有効です。 - 内部の異物可視化や欠陥解析により課題を特定することで、減速機の信頼性の確保に貢献します。
はじめに
減速機はモーターの回転を減速して伝達する重要な部品です。自動車、洗濯機などの家電製品、エレベータなど、モーターを使用する機器には欠かせない存在です。これらの機器が安全に動作するためには、信頼性と耐久性の高い減速機が必要です。しかし、加工中の欠陥発生や異物混入により、減速機が正常に動作しない可能性があります。内部部品を確認するためには分解する必要があり、時間と労力がかかる上、部品に損傷を与える可能性があります。X線CTシステムを用いることで、減速機内部に存在する異物や欠陥を非破壊で検出することが可能です。 本稿では、マイクロフォーカスX線CTシステムinspeXioSMX-225CT FPD HR Plusを用いて、減速機の内部を観察・解析した事例を紹介します。
2023.08.08