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ユーザーベネフィット

- Nexis GC-2030(230V)およびオーブンインサートを用いた高速昇温に加えて水素をキャリアガスとして用いることで高い流量でも分離能を損なわずに分析時間を短縮することができます。 - 環境省が発表している油汚染対策ガイドラインに基づいてTPH(C6~C44までの沸点範囲の鉱油類)の分析を行うことができます。

はじめに

化学工場やガソリンスタンドなどの土壌中には鉱油類が蓄積されている場合があります。これらの鉱油類にはベンゼンなど毒性の高いものも含まれる可能性があり、その状況把握と対策を講じる必要があります。環境省が発表している中央環境審議会土壌農薬部会土壌汚染技術基準等専門委員会報告書「油汚染対策ガイドライン」では油臭や油膜が生じている土壌や井戸水などの分析について「GC-FID法によるTPH試験法」(以下ガイドライン法と表記、TPH:Total Petroleum Hydrocarbon)が記載されています。 本アプリケーションニュースではキャリアガスとして水素を用いて、ガイドライン法に基づいたTPHの分析を行いました。オーブンインサート(P/N:221-85807-41)を用いた高速昇温により、これまでの測定(アプリケーションニュース:No.G251A、No.G247A)に比べて分析時間を半分以下にすることができました。面積再現性及び検量線の直線性についてご紹介いたします。

2023.08.02

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