CFT-EX シリーズ
汎用樹脂の流動性評価
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ユーザーベネフィット
- 昇温法により、樹脂の温度に対する流動特性を簡単に評価することが可能です。 - シリンダ冷却ファン(オプション)の利用により低騒音で短時間の冷却ができ、試験におけるサイクルタイムの短縮 が可能です。
はじめに
熱可塑性樹脂は加熱すると軟化し、常温に戻すと硬化しますが、再度加熱すると軟化するため、繰り返し利用できる性質を持ちます。熱可塑性樹脂は、ペットボトルなどに使用されるポリエチレンテレフタレート(PET)や台所用品などに使用されるポリプロピレン(PP)など様々な種類があり、高温・軟化時における流動特性はそれぞれ異なります。そのため、材料となる樹脂がどのくらいの温度でどのような流動特性を示すかを評価することは、良質な成形品を製造するために必要です。このような評価にはフローテスタが有効であり、樹脂の温度に対する流動特性を簡易的に測定できる方法として、昇温法試験が可能です。本稿では、代表的な汎用樹脂を昇温法試験した例を示します。