プロテインシーケンサを用いたアミノ酸配列の長鎖分析　ーイソクラティックシステムー

ユーザーベネフィット

－ N末端からのアミノ酸配列を確実に同定することができます。 － ソフトウェアを用いたアミノ酸配列の自動推定を簡単に行うことが可能です。 － ゲノムデータベースに登録されていないタンパク質のアミノ酸配列も容易に決定することができます。

はじめに

エドマン分解を用いてアミノ酸配列を決定する装置に島津プロテインシーケンサ PPSQ-50Aシリーズがあります。単離精製されたpmolレベルのタンパク質のアミノ酸配列を同定することが可能です。分析に使用するサンプルは、精製の純度を上げることが必要ですが、操作は非常に簡便です｡例えば、電気泳動後に分離されたタンパク質をPVDF膜上に電気的に転写（Electroblotting）し、染色後に膜上のタンパク質スポットを切り取り、直接リアクタに置くだけで、自動分析を行うことができます。本稿では、このシステムを用いて、N末端部からの長鎖配列分析を行った例を紹介します。

2023.04.12