日本薬局方外医薬品規格に準拠した コンドロイチン硫酸ナトリウム中の 塩化物イオンおよび硫酸イオンの分析

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ユーザーベネフィット

ー陰イオン分析用カラムShim-pack IC-SA2を用いることで、規格に準拠した分析が実施できます。 ー塩化物イオンや硫酸イオンなどの陰イオンを感度良く測定できます。 ー製薬分野だけでなく、環境・食品分野でもご活用頂けます。

はじめに

コンドロイチン硫酸はムコ多糖の一種であり、細胞や軟骨などの多くの組織に含まれています。コンドロイチン硫酸は神経痛・腰痛症・関節痛・肩関節周囲炎などに対し鎮痛作用があることから、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム(一般名、総称はコンドロイチン硫酸ナトリウム)として、医薬品の中に含まれています。また、角膜保護や関節痛改善などの効能があることから、目薬やサプリメント中にしばしば含まれています。 日本薬局方外医薬品規格では、日本薬局方に収載されていない成分(医薬品有効成分、医薬品添加物)のうち重要なものについて、品質確保を目的とした規格を定めています。本稿では、サプレッサイオンクロマトグラフHIC-ESPを用い、日本薬局方外医薬品に準拠したコンドロイチン硫酸ナトリウムの分析例をご紹介します。

2024.06.21