iSpect DIA-10によるスフェロイド(細胞塊)の計数・形状評価

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ユーザーベネフィット

- 短時間で試料液中のほぼ全粒子の検出が可能です。(100 µLの試料液の場合、数分程度) - 標準試料不要のオートフォーカス機能により、15秒程度でフォーカス合わせが完了します。 - 形状パラメータによるフィルタリングにより、シングルセル混在下でもスフェロイドのみの計数が可能です。

はじめに

スフェロイド(細胞塊)は、従来の二次元培養ではなく、三次元培養により作製された細胞の凝集体です。スフェロイドなどの細胞塊は、二次元培養により作製される接着細胞と比較して、生体に近い生理機能を発揮しやすいため、細胞治療や薬剤感受性試験への活用が期待されています。スフェロイドの培養条件検討、品質管理、あるいは研究への応用において、その濃度・サイズの把握は重要です。 ダイナミック粒子画像解析システム iSpect DIA-10は、動的画像解析法に基づき、液体試料中の粒子画像を取得し、粒子径分布・粒子濃度・形状測定を行う装置です。見逃しが少ない光学系(撮影効率90 %以上)により、数分で数万個の粒子を解析し、フィルタリング条件を設定することでスフェロイドの抽出と計数が可能です。 本稿では、iSpect DIA-10を用いてHEK293細胞のシングルセルとスフェロイドの懸濁液を評価した事例を紹介します。

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