Nexera™シリーズ
マウスウォッシュ中の有効成分の 高速高感度分析
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ユーザーベネフィット
- 約4分で3種類の有効成分を高感度に分析可能です。 - 塩基性物質(第四級アンモニウム塩など)のピークがテーリングせず、再現よく分析できます。 - フォトダイオードアレイ(PDA)検出器を用いることで、一度の分析で任意波長のクロマトグラムを取得できます。
はじめに
市販の口腔ケア商品には複数の有効成分が含まれており、これらは一般にHPLCで分析します。中でも、第四級アンモニウム塩である塩化セチルピリジニウム(CPC)をC18カラムで分析する場合、シリカゲル充填剤の表面に残存するシラノール基(残存シラノール基)とCPCが相互作用し、吸着やピークのテーリングを生じることが知られています。 アプリケーショニュースNo. 01-00116では、Shim-pack ArataTM C18カラムを用いたマウスウォッシュ中のCPCとグリチルリチン酸ジカリウム(GK2)の高速同時分析についてご紹介しました。このカラムを用いることで、移動相にイオンペア試薬や過塩素酸塩を添加しなくとも良好なピーク形状が得られたことを示しました。 さらに、高感度に分析したい場合には、UV吸収の小さな移動相を用いることが効果的です。本稿では、りん酸緩衝液系の移動相を用いた、マウスウォッシュ中のCPC、GK2、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)の高速高感度分析についてご紹介します。
2023.03.12
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