
iSpect DIA-10
- テレセントリック光学系により見逃しのほとんどない異物検出が可能です。 - マイクロセルにより、濃度の高い試料も原液/低希釈率での測定が可能です。 - 試料および有機溶媒の使用量の削減に貢献します。
インクなどの塗料に環境由来の粗大粒子や一次粒子の凝集物が含まれている場合、印刷機器の流路の目詰まり・塗膜の強度低下・ムラの発生などの不良原因となる可能性があります。 ダイナミック粒子画像解析システム iSpect DIA-10(図1)は、動的画像解析法に基づき、液体試料中の粒子画像を取得し、粒子径分布・粒子濃度・形状測定を行う装置です。見逃しが少ない光学系(撮影効率90 %以上)により、数分で数万個の粒子を解析し、微量の粗大粒子・凝集物を検出することが可能です。またマイクロセル方式により、サンプルチューブ中では白濁して光を透過しない濃度の試料も測定が可能なため、原液ないしは低希釈率で測定することで、前処理の手間や希釈による試料への影響を少なくできる可能性があります。 本稿では、iSpect DIA-10を用いて塗料の一種であるインク中の粗大粒子濃度を原液のままもしくは低倍率の希釈で評価した事例を紹介します。
2021.07.31
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