
バイオ医薬品凝集性評価システム Aggregates Sizer
血液中の各種粒子状物質(赤血球、白血球、血小板、アポトーシス小体、マイクロベシクル、エクソソームなど、体内において様々な生理活性を持っており、その濃度情報は疾患に対するリスク予測や健康状態の判断において重要な情報となります。 血中粒子の定量方法として、自動血球計測装置や電気抵抗法、ELISA、フローサイトメトリーなどが実施されていますが、抗体反応に時間を要する、測定対象や対象粒子径範囲が限られているなど、多検体を分析する際のスループットに課題があります。 Aggregates Sizerは定量化レーザ回折・散乱法により、液中の粒子のサイズと濃度を測定する分析装置で、抗体反応による前処理は不要であり、1 度に多数の粒子にレーザーを照射し、全体の情報から粒子径分布を計算するため、1 測定数秒程度で再現性の高いデータを取得可能です。また、測定可能な粒子径範囲が 0.1 μm から 10 μm と広く、サイズの異なる粒子であれば、分離することなくそれぞれの粒子の濃度を求めることができます(ただし、密度と屈折率が不明な混合サンプルに対しては、定量精度は低下します。同種の粒子についての相対比較には問題ありません。)。 ここでは、Aggregates Sizer で血液を測定し、血中粒子を定量評価した例をご紹介します。
2021.07.31
一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。