有機溶媒で分散しなければならない⼩⻨粉を乾式で簡単測定

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はじめに

ひとくちに⼩⻨粉といっても、⽤途に応じて様々な種類のものが⽤いられています。例えば、薄⼒粉はケーキなどの菓⼦類・天ぷらに使われ、強⼒粉はパン・中華麺に使われています。粒⼦径分布はタンパク質の割合と同様に⼩⻨粉の特性を決定付ける重要な要因であり、最終製品であるパンの柔らかさやビスケットの⾷感などを左右するので品質を安定化しようとすれば粒⼦径分布の品質管理は重要になります。⼩⻨粉は⾝近なサンプルですが、⽔に分散させようとすると⼤きな凝集体を作ってしまうので簡単に測定できません。そのためにIPA(イソプロピルアルコール)等の有機溶媒を⽤いて分散させなければなりません。有機溶媒の使⽤は測定に気を使うだけでなく、後処理も厄介です。そのため、なるべく乾式で測定したいわけですが、乾式測定においても分散させることが難しいサンプルです。 SALD‐2300乾式測定システムは吸引と噴射の強⼒な2段階分散プロセスによって、凝集しやすいサンプルを分散させる能⼒を持っていますので、⼩⻨粉の粒⼦径分布を正確かつ再現性よく測定することができます。

2012.06.07

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