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はじめに

粒⼦の溶解という現象は、⽇常的に、さまざまな場所で⽣じているごくありふれた現象です。この溶解プロセスにおいて、粒⼦径分布(粒⼦径)の変化を定量的に測定することが可能になりました。医薬品では、同⼀成分であっても溶解スピードの違いによって効果や副作⽤が⼤きく変化します。全体が⼩さな粒⼦で構成されていると⽐表⾯積が⼤きくなるから短時間で溶解することになります。逆に⼤きな粒⼦では溶解スピードが遅くなります。 SALD-2300は、最短1秒間隔で粒⼦径分布を測定できるので、溶解プロセスにおける粒⼦径分布の時間的挙動を観察することができます。ここでは、錠剤の基材に⽤いられる炭酸カルシウムの溶解プロセスにおける粒⼦径分布の時間的変化を紹介します。

2012.05.08

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