紫外可視分光光度計と分光蛍光光度計の定量可能な濃度範囲の違い

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はじめに

紫外可視分光光度計と分光蛍光光度計はともに定量評価に使われています。紫外可視分光光度計での定量はランバート・ベールの法則に基づいて、濃度に比例する吸光度を測定します。一方で、分光蛍光光度計では、蛍光強度を用います。低濃度の場合、蛍光強度は濃度と比例するので、定量評価に利用できます。今回、紫外可視分光光度計と分光蛍光光度計の両装置でローダミンB溶液を測定しました。ローダミンBは繊維や皮革の染色に使われる蛍光物質です。測定結果について、両機種における定量・検出下限値と検量線の線形性を比較しましたので、ご紹介します。

2020.03.08

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