
UV-1900i Plus
アルコール飲料の中でビールは人気が高く、昨今ではクラフトビールなど多様で個性的なビールも多く発売され、市場は賑わいを見せています。これらビールの品質が一定であることを証明するためには、官能評価に加えて、様々な分析装置を用いての評価が有効です。 紫外可視分光光度計はビール分析に有用な装置の一つです。ビール官能評価の国際基準法には、ASBC(AmericanSociety of Brewing Chemists)と EBC(European BreweryConvention)が定めた方法があり、日本でも大手ビール製造メーカーを中心とした国際技術委員会(BCOJ:BreweryConvention of Japan)が、ビールに関する分析法を制定しています。 ASBC の方法では、12 の検査項目のうち、色度(Beer-10)と苦味価(Beer-23)については紫外可視分光光度計を用いて検査する、となっています。また、紫外可視分光光度計を用いることにより、ビールに含まれるジアセチルや鉄分、ポリフェノールなども分析することが可能です。ここでは、紫外可視分光光度計 UV-1900i を用いて、市販されているビールの色度、苦味価、ジアセチルの測定をしましたので、ご紹介します。
2020.07.07
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