食品の差異解析 - 産地の異なる紅茶葉の3次元蛍光スペクトル -

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はじめに

食品分野では,産地偽装や異物混入などの食の安心安全に関わる問題に関心が持たれています。特に産地毎に決まるブランド品や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)により今後多くなる輸入品に対する判別は,目視や簡易分析では確認できない場合があります。 蛍光の 3 次元測定では,物質の蛍光の特徴をマッピングで表すことができます。3 次元測定やその結果を利用した解析によって,物質の種類や産地の判別が期待されています。 ここでは,分光蛍光光度計 RF-6000 を使用して産地の異なる紅茶葉の 3 次元測定とその結果を利用して多変量解析を行い産地判別を試みましたのでご紹介します。

2016.07.12

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