
UV-1280
水には微量のカルシウムとマグネシウムが含まれており、その含有量を硬度で表現しています。ここで硬度は、水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウム(CaCO3)の量に換算したもので、水1 リットル中に含まれている mg 重量で表されます。両方の硬度の合計量を全硬度と呼びます 1)。一般的に全硬度が100 mg/L 未満を軟水と呼び、100 mg/L 以上を硬水と呼びます 2)。日本の水は軟水が多く、お茶やだし汁などに適している一方で、硬水はミネラル分の補給水として適しています。また、現在では日常で摂取が不足している栄養素などをサプリメントで補うことも一般的になりました。食品分野では、これらの成分を必要な量摂取できるように様々な製品が作られています。 紫外可視分光光度計 UV-1280 用水質測定プログラムでは、㈱共立理化学研究所のパックテストを用いることで、全硬度や鉄/亜鉛など 22 種 39 項目を簡単に測定できます。 今回 UV-1280 用水質測定プログラムを使用して、市販のミネラルウォーターの全硬度を確認するとともに、水道水の硬度を調べました。また、サプリメントに含まれる鉄/亜鉛の量を測定しましたのでご紹介します。
2017.06.05
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