金属ナノ粒子の経時変化測定 ‒UV-1900の超高速スキャンの活用‒

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はじめに

金属のナノ粒子は特異的な性質を持つことが知られており、様々な分野で利用されています。アプリケーションニュース No. A534 では、金ナノ粒子の粒子径分布や形状、光学特性を紹介しました。今回、新製品の紫外可視分光光度計UV-1900 を用いて、金ナノ粒子と抗菌性コーディングなどに用いられる銀ナノ粒子の吸収スペクトルと、塩溶液を加えた際に起こる凝集による減光現象を測定しましたのでご紹介します。 紫外可視分光光度計 UV-1900 では、スキャンスピードとして新たにサーベイ(約 29,000 nm/min)が加わり、わずか数秒間で広範囲のスペクトルを測定することが可能です。今回の減光現象のような短時間で広い波長範囲のスペクトル測定が必要な場合に効果的です。

2018.04.14

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