
環境
高分子材料には,混合,加熱,光照射などにより組成が変化したり,分子構造が変化するものがあります。その変化は数秒で終わるものもあれば,数時間かけてゆっくり進行するものもあります。これらの組成や分子構造の解析にはFTIR が有用であり,ソフトウェアLabsolutions IR におけるタイムコース測定プログラムでは,その試料のピーク変化を経時的に追跡できます。このプログラムは,緩やかな反応の追跡に適しています。 ここでは,タイムコース測定プログラムにより,塩化ビニル樹脂系接着剤の硬化過程を測定した事例をご紹介します。
2013.03.24