核酸医薬品の熱安定性(Tm)解析と熱力学特性評価

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ユーザーベネフィット

- 核酸医薬品において、二本鎖DNAの50 %が一本鎖DNAに解離する温度(Tm値)が求められます。 - Tm値を用いて薬物活性の指標であるギブズの自由エネルギーの変化量を求められます。 - エントロピー変化量やエンタルピー変化量といった熱力学的特性が得られます。

はじめに

医薬品業界において、約20年前までは比較的安価な低分子医薬品が主流でしたが、2021年には抗体医薬品のような、比較的分子量が大きいバイオ医薬品が全市場売上の30 %を超える規模になっています。しかしながら、近年創薬に関する技術やライフサイエンスに関する知見が向上したことから、今後は、バイオ医薬品と同様に安全性や有効性が高く、バイオ医薬品では治療が困難であった疾病に対する新たな医薬品として期待される、核酸医薬品の開発および市場投入が加速されると推測されます。図1には、医薬品の種類とその特長を示します。

2022.03.06

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