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おなじ素材からの食品でも,加工と調理による形態の違いから,食感や外観が異なるものが多くあります。そのため,食品研究や品質管理では,形態の違いを画像として捉えることが重要です。 食品観察の多くは,凍結,脱水,薄片化などの適当な前処理を行ったうえで,光学顕微鏡,走査電子顕微鏡(SEM),透過電子顕微鏡(TEM)などが利用されています。しかし,食品のありのままの観察や表面の形状の観察,液中での観察などは,電子線をもちいる SEM,TEM は適さない場合もあります。また,光学顕微鏡は要求される解像度が十分に得られない場合もあります。そこで,レーザー顕微鏡を提案します。 レーザー顕微鏡(LSM)は,短波長レーザーと光学的な共焦点効果を利用した高分解能な顕微鏡です。試料前処理なしで簡便に,大気中,液中における高分解能な画像と 3 次元形状の取得ができる手法です。
2015.12.25
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