
OLS5100
アルミニウム膜は遮光性能と防湿性能が高いことから樹脂フィルムと組み合わせて食品包装に多く用いられています。食品を長期保存するためには防湿が重要で、アルミニウム膜には破れや穴などの欠陥がないことが理想です。しかし、マイクロメートルサイズの欠陥である微小穴を見つけることは容易ではありません。 レーザー顕微鏡(LSM:Laser Scanning Microscope)は、横(XY)方向と高さ(Z)方向の分解能に優れています。また非接触法であるために様々な試料の形状評価が高精度に行えます。 3D 測定レーザー顕微鏡は、レーザー観察に加え、カラー観察、簡易偏光カラー観察、微分干渉観察により観察目的に合わせ多彩な観察法が選択できます。本報では透過照明ユニットを組み合わせることで、包装フィルム内部のアルミニウム膜に開いた微小穴を迅速に検出し、微小穴の詳細な形状観察と計測を行なった結果を報告します。
2018.03.22
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