
EDX-7200
蛍光X 線分析においては,ファンダメンタルパラメータ法(FP 法)による定量分析がよく⾏われています。樹脂や⾷品・植物など有機物が主成分の場合は,主成分をCH2 やCH2O などと仮定し,測定せずバランス扱いとして定量分析します。これは蛍光X 線では主成分の炭素,⽔素,酸素,窒素などの測定および正確な定量が困難なためです。 しかし樹脂が不定形の場合や⾷品・植物が少量の場合には,通常のFP 法では元素の有無は確認できても,蛍光X 線強度が変動することから定量値が安定しないという問題がありました。 そこで,これら形状による影響も考慮したバックグラウンドFP 法(BG-FP 法)の新機能により,定量値の安定が実現できました。例として⾷品のひじきの少量の定量分析結果をご紹介します。
2021.03.27
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